家づくりをご検討中のお客様から、一番多くいただくご相談が「土地選び」についてです。
「条件に合う土地がなかなか見つからない…」
「ポータルサイトで良さそうな土地を見つけたけれど、本当にここで決めていいのかな?」
そんな風に悩まれる方も多いのではないでしょうか。ネットで検索すればいくらでも情報は出てきますが、実は「日当たりが良い」「坪単価が安い」といった数字上の条件だけで決めてしまうと、住んだ後や建築時に思わぬ落とし穴にハマってしまうことがあります。
「朝・昼・夕方」と「雨の日」に現場を見る
不動産屋さんの敷地資料やきれいな写真だけではわからないのが、時間帯による環境の変化です。
①時間帯ごとの日陰と交通量
「お昼過ぎ」に行くと日当たり抜群に見えても、朝や夕方は隣家の影が大きく差し込むことがあります。また、通勤・通学時間帯だけ交通量が急増する道路もあるので、朝・昼・夕方の3回は現地を確認するのがおすすめです。
②雨の日の水はけと道路の様子
雨が降った日に現地を見ると、敷地に水が溜まりやすいか、前面道路の排水状況がどうかを一発で確認できます。
土地の価格に含まれない「隠れたコスト」を見極める
一見「周辺相場より安い!」思えるお得な土地。でも、家を建てるための準備工事(付帯工事)で予算が大きく膨らむケースがよくあります。
①高低差と擁壁(ようへき)の有無
道路や隣地との間に高低差がある場合、崩れを防ぐためのコンクリート壁(擁壁)を作り直す必要があり、これだけで数百万円かかることもあります。
②水道・ガスの引き込み状況
敷地内に水道管が届いていない場合、道路から引き込む工事費用が別途発生します。
③古い建物の解体費用や地盤改良
古家付きの土地なら解体費用が、地盤が柔らかい場所なら地盤を補強する工事費用が必要になります。
「土地代は安かったけれど、工事費を足したら予算オーバー…」とならないよう、総額での計算が不可欠です。
「北道路」や「変形地」の隠れた魅力を知る
「南向きの整形地(四角い土地)」は誰もが憧れますが、価格が高く、周辺からの視線が気になるという側面もあります。
実は、一見条件が厳しそうな「北道路の土地」や「旗竿地(奥行きのある土地)」こそ、設計の工夫次第で最高のお家になるかもしれません。
①プライベート感のある暮らし
北道路の土地は、南側に庭やリビングを作ると道路からの視線を完全にカットできます。人目を気にせずカーテンを開け放して過ごせる贅沢な空間が作れます。
②デザイン力で明るさを確保
吹き抜けを作ったり、2階にリビングを配置したりすることで、南向きの土地以上に光が差し込む心地よい住まいが叶います。
ハザードマップと「地域の歴史」を確認する
長く安心して暮らすためには、災害リスクの把握も欠かせません。
自治体が発行しているハザードマップで「浸水リスク」や「土砂災害リスク」をチェックするのはもちろんですが、ご近所の方に「過去の大雨の時はどうだったか」を少し聞いてみるのも、非常に参考になります。
まとめ
土地選びは、家づくりの楽しさであり、同時に一番ハラハラするステップでもあります。
「気になっている土地があるんだけど、どうかな?」
「まだ土地探しを始めたばかりで、何を基準に選べばいいかわからない」
良い土地が見つかると「早く買わないと取られちゃう!」と焦って不動産屋さんで購入契約を結んでしまいがちです。
しかし「この土地なら、ご希望の間取りがしっかり入るのか」、「ここに窓を作れば、隣の家の視線を避けて良い景色が見えるのか」、「建築費用や付帯工事費まで含めると、全体で〇〇万円くらいになりそうなのか」といった「家を建てた後のリアルな暮らしと費用」を踏まえた上で契約に進めていく事が、後悔なく家づくりができるポイントになります。
ご相談されているアドバイザーさんに、お話ししてみるといいかもしれませんよ。第三者のプロ目線で、みなさんの土地選びを全力でサポートしてくれると思いますよ!
