皆さんがお使いの加湿器の種類は何ですか?何を基準に選びましたか?と聞かれ
・安くてお買い得だったから
・デザインが可愛いから
など機能をあまり気にしないで購入された方もいるかも知れません。
加湿方式は主に4タイプあり、「超音波式」「スチーム式(加熱式)」「ハイブリッド式(加熱気化式)」「気化式」の4タイプ。水を空気中に放出する方法ごとに分類されますが、それぞれ衛生面や電気代、価格といった点でメリット、デメリットがあります。
季節によっては、毎日使用することがあるので、給水やお手入れのしやすさも要チェックです!
振動で水をミストに変える「超音波式」の加湿器
◆超音波式加湿器の仕組み
メリット:
ヒーターを搭載していないため本体が熱くならず、室温に影響を与えません。本体価格が安く、電気代も控えめ。また、コンパクトで設置しやすいほか、デザイン性の高いモデルが多いのもうれしいポイント。ディフューザーのようにアロマオイルを入れ、香りを楽しめるモデルもあります。
デメリット:
水蒸気ではなく水の粒子として放出するので、手入れを怠り、タンクやトレー、フィルターに雑菌を繁殖させてしまうと、そのまま水滴に載せて雑菌を空中に放出される可能性があります。(カルキだけが残って白い跡になってしまうこともあります)

沸騰した水の湯気で潤す「スチーム式(加熱式)」の加湿器
◆スチーム式(加熱式)加湿器の仕組み
メリット:
水を沸騰させるため、菌が繁殖しにくく衛生的。またヒーターを使って高温の蒸気を放出するため室温を上げる効果もあり、寒い時期には重宝します。加湿し始めてからはパワフルで加湿能力は抜群、短時間で湿度をあげることができますし、広い空間にも対応しやすいタイプでしょう。
デメリット:
ヒーターの加熱に電力を使うので、電気料金は高くなります。また吹き出し口が熱くなり、蒸気に触れたり転倒させてしまうと火傷のリスクもありますし、小さい子どもがいる場合、安全面は気をつけたいところです。また加湿しはじめれば一気に湿度をあげることができますが、水が沸騰するまでに少し時間がかかります。

温風を当てて気化した水分を放出する「ハイブリッド式(加熱気化式)」の加湿器
◆ハイブリッド式(加熱気化式)加湿器の仕組み
メリット:
温めた風を当てることにより、スピーディーな加湿が可能。フィルターに風を通し気体として放出するので、水の粒子が小さく、雑菌の放出が抑えられるほか、加湿した風を遠くまで届かせることができます。
デメリット:
ヒーターを搭載する分、気化式より消費電力が大きく、本体価格も数万円代と高くなります。

風を当てて気化した水分を放出する「気化式」の加湿器
◆気化式加湿器の仕組み
メリット:
ハイブリッド式と同様に、フィルターに風を通し気体として放出するので、水の粒子が小さく、雑菌の放出が抑えられます。ヒーターレスなので電気料金がほとんどかからず、熱くならないのもメリット。
デメリット:
加湿能力を得るためには送風量が多くなりがち。モデルによっては、モーター音やファンの風切り音がうるさく感じることも。

加湿器の使用は、10月下旬から4月末までの間が一般的な傾向です。「何を重視するか」を考えて選択することが大切です。ぜひ参考にしてみてください♪