間取りのお打ち合わせをしている中でご要望の多い、パントリー。
パントリーというのは食品庫のことで、キッチンまわりの雑多な物をしまうのに重宝する収納です。共働きの家庭が増えている昨今、買い物は週に1回などまとめて購入する方が増えており、食品のストック場所が足りない・・・というお悩みをお聞きするケースが増えています。しかしパントリーと一口に言っても様々な形式があり、そのご家族によって適切な形式は異なります。
今回は様々なパントリーについて、お話をさせていただきます。
壁面収納型
省スペースで間取りを圧迫しにくいため、採用される方の多い形式のパントリーです。910㎜などの幅で設置することが多く、床から天井までの可動棚を使用し、食品のストックや食器などを収納可能です。少ないと思われがちですが、一般的な4人家族であれば十分な量であることが多いです。ご予算も重視しながらも、お家全体の間取りの希望かなえたい方におすすめです。
カップボード充実型
江原工務店の標準カップボード(食器棚)の横幅は1800㎜ですが、2700㎜などに延長したり、吊戸棚を付けたりしながら、容量を大きくする形式です。収納容量を大きくしながらも、キッチンとの統一感を持たせることが出来、高級感を演出できます。製品自体のコストはかかりますが、面積は抑えられるため比較的コストパフォーマンスの良い形式です。
部屋型
お部屋の形式をとったパントリーで、収納の容量を大きくとれることが特徴です。こちらも可動棚を造り付けることで食品や食器類のストックが出来ることはもちろん、ペットボトルの買い置きなど大物を床に置きながら詰め込むことも出来ます。また最近増えているセカンド冷蔵庫などの設置も可能です。しかし面積を必要とするのでコストもかかりやすく、また人の立ち入るスペースも必要なため棚の配置は限られる面もあります。ご家族の人数が多かったり、食品ストックが多い方、ガサガサっとしまいたい方におすすめです。
まとめ
今回はご要望の多い、パントリーについてお話をさせていただきました。キッチンのまわりは食品や食器など雑多な物が散在しやすく、生活感が出がちな部分です。パントリーがほしい!と一口に言っても形式や大きさが様々あり、家族構成や日ごろの買い物の習慣により、そのご家族ごとに必要な量が異なります。大きく確保しておけば問題ないと考えがちですが、建築コストがかさむことはもちろん、収納スペースが大きすぎても余計な物が増えがちです。家づくりをご検討の方は、ぜひ間取り打ち合わせの最初から検討していただきたいポイントの一つです。
パントリーについても、ぜひご相談ください😊