お家づくりの際に皆さんが大変お悩みになる、インテリア。注文住宅を建てるのであれば、自分たち好みのおしゃれなインテリア空間で暮らしたいと考える方がほとんどだと思います。
江原工務店では打ち合わせの後半にインテリアについてお打ち合わせをし、色々な色味や仕様を決めていきます。こだわればこだわるほど、また調べれば調べるほど色々な情報や施工例を見ることが出来る昨今、インテリアの打ち合わせで悩みすぎて迷走しそうになる方も多いです。
今回はおしゃれなインテリア空間にするために、大事にしていただきたいことについてお話させていただきます。
インテリアの軸と主役を決める
おしゃれなインテリア空間にするために最も大事なことは、インテリアの軸と主役を決めることです。
インテリアの軸というのは、「ジャパンディ」や「和モダン」、「シンプル」、「スタイリッシュ」など、テイストと呼ばれるものです。また型にはまらず、「スタイリッシュだけど、木目の温かみのあるインテリア」という感じでも全然大丈夫です。
そしてインテリアの主役というのは、木格子やTV裏のタイル貼、アクセントクロスなどが当てはまります。これらはあくまで一例で、多種多様な建材もありますし、オリジナルの造作工事や家具、キッチンなどを主役としても構いません。
こういったインテリアの軸と主役を決めると、色々な部材の色を決める際にも確かな道筋となり、インテリア空間を実現しやすくなります。

入れたい色を全て入れようとしない
大前提として、床の木目と白系の壁の2色のみでも十分上質な空間になります。
せっかくだからあれもこれも!と入れたい色味を詰め込んでしまうことは、色決めの際にやりがちなことです。例えばTV裏にアクセントクロスを入れたい!カップボード裏にも他のアクセントクロス、こっちの面にはタイル・・・といったように、入れたい色をたくさん入れすぎてしまうパターンです。
「いかにセンス良く、色々な色を組み合わせるか」ではなく、「いかに統一感を持たせつつ、主役を引き立たせるか」がインテリアでは大事な要素です。空間に取り入れる色味を床+壁+もう1~2色程度に抑えると、ベースとなる空間に統一感が生まれます。ベースが整えば、主役が美しく引き立つ空間となります。
暮らし始めると家具や小物、生活用品で必ずたくさんの色が自動的に入ってきます。それも見越しながら、インテリアの配色を決めることが大事です。

選べる部材を全て選ぼうとしない
様々な部材の色を決める際、主役と脇役を分けて考えることが大事です。
床や壁・ドア、キッチンの色などはインテリアの大きい面積を占め、主役となりうる部分です。それに対して窓枠や巾木などの細かな部材は脇役に当たる部分で、どちらかというと目立たせたくない部材です。そういった部材については選びたい色を選ぶのではなく、主役となる部材と相性の良い色を合わせることが大事です。
インテリアでは主役が乱立してしまうと、ちぐはぐな空間になりやすいです。常に主役はどの部分か?この部材は目立たせるべき部材なのか?考えながらそれぞれの部材色を決めていくことが大事です。

まとめ
今回はおしゃれなインテリアにするために、大事にしていただきたいことをお話しました。「私はセンスがないので・・・」とおっしゃる方が多いのですが、インテリアはセンスというよりも理論的な要素が強いものです。そのため、ある程度のポイントを押さえていただければおしゃれなインテリア空間を実現することができます。
江原工務店では設計担当が一貫して、間取りからインテリアまでお打ち合わせをさせていただきます。お客様の理想とするインテリア空間になるよう、理論的な面からもアドバイスさせていただきますので、気軽にご相談していただければと思います😊