ウッドショックにより住宅価格が高騰する中、今後住宅価格はどのように変化して行くのでしょうか?
最近になって木材の価格が頭打ちをしたような感じが見えてきました。しかしこれはあくまで上昇が収まったという感じで、大きく下がったということではなく、販売価格がすぐに下がるということではありません。市場の金額が下がっても、住宅の販売に反映されてくるまでには時間がかかります。木材に関しては峠を越えて、しばらくは横ばいになるのかなと予想しております。
ただ、住宅は木材だけでつくられているわけではありません。ほかにもいろいろな材料が存在します。最近は円安が異常なスピードで進行していて、インフレの影響でほぼすべての物が値上がりしています。
戦争などの影響でエネルギー関連も上昇しているため、資材高騰プラス運送費の値上がりが止まらない状況です。
今後住宅の電気代やガス代はさらに上昇していくことは間違いありません。いかに住宅を建てたあとの光熱費を削減するかが課題になってきます。
今までの過去を振り返ると、日本は30年間のデフレの時代が続きました。物価は安くてありがたかったのですが、景気が一向に上がらず、賃金も上昇しない不景気が続いていました。
しかし、ここでデフレの時代が終わり、急速にインフレの時代に変わってきています。このインフレは景気がいいインフレであれば問題ないのですが、今の日本は景気が悪い中のインフレ、つまりスタグフレーションになっています。一番最悪なパターンですね。ほんとうに困ったものです。
デフレが終わりインフレの時代になることで、以前のような価格で住宅を購入することはできなくなりました。また、今後住宅ローンが上昇する可能性があります。日銀の黒田さんが来年に変わることで、もし金融緩和の方向性が変わり、国債金利の上昇が始まれば、住宅ローンの金利も上がってしまいます。
しかし、今の状況から金融緩和をやめることはできるのでしょうか?もしやめれば、政府はもちろん、中小企業なども借入の返済が厳しくなり、景気がさらに悪化することになってしまいます。ほんとうに厳しい時代になってしまいました。
今後の住まいづくりについて
こんな世の中で求められる住まい、それは人を癒し、家に居る時間を楽しめる、そして住んだあとの光熱費を削減しながら快適に過ごせる、そんな住まいが必要だと思います。コロナによって激変した世の中でも、ストレス解消ができる家、そんな住まいがつくれるように今後も頑張って取り組んでいきたいと思います!
住まいづくり頑張りましょう!!^^