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平屋住宅の注意点

勝彦 Katsuhiko

建築費に影響がある

平屋は2階建ての住宅に比べて、面積の増減が建築費に大きな影響を与えることがあります。みなさんもご存知だとは思いますが、平屋は2階建ての住宅と同じ床面積であっても、建築費としては割高になってしまいます。

2階建ての住宅は、1階と2階のバランスを考慮しながら空間を有効活用することができますが、平屋の場合は部屋を広くしたり、部屋数を増やそうとすると、平面的に広げていくしか方法がありません。

部屋を広くしたり部屋数を増やすと、その分の基礎工事や屋根面積も同時に増えてしまいますので、建築費が膨らんでしまいます。その代わり、コンパクトにする時にはコストダウンの効果が高いと言えます。

土地の検討

土地を購入して平屋の建築を検討する場合、その土地の選定は2階建て住宅を建築する時よりも、さらに入念に検討する必要があります。なぜなら「建築物の用途制限」が地域ごとに定められていて、それぞれの土地に、どのくらいの広さの建物を建てて良いのかが決まっているからです。土地購入される前には、希望の要望が入るのかを、しっかりと確認した上で土地購入をする必要があります。

プライバシーの確保と防犯対策

基本的に平屋はマンションと同じくワンフロアになりますので、家族同士のコミュニケーションが取りやすくなる一方で、音や光、臭いなどが伝わりやすく、家族間でのプライバシーなどを確保しにくい間取りになってしまうこともあります。

間取りの中心にLDKを配置して、LDKから各部屋へつながる動線の間取りは、リビングでの会話やテレビの音などが、家中に響き渡ってしまう可能性がありますので注意する必要があります。

家族間ではありながら、プライバシーに配慮するのであれば、共有スペースであるLDKを含む水回り設備を、できるだけ片側だけにまとめて配置をし、各部屋とは距離を取る工夫をしておくと良いでしょう。

また、平屋の間取りを検討する場合は、外部からのプライバシーの確保を考えておくことも必要ですし、合わせて防犯対策も重要になります。

例えば平屋は、少しでも光を取り入れるために、窓の数が多くなりがちです。窓は泥棒の侵入経路になりやすく、大きな掃き出し窓をいくつも設置してしまうと、侵入されやすい間取りになりますので注意が必要です。例えば、死角になりやすい場所には人感センサーライトを取り付けたり、窓は防犯ガラスにしたり、大きな窓にはシャッターを付けたりすることで防犯効果を高めるなどの工夫をしておきましょう。

平屋の検討をする場合には、このあたりも考慮して土地選びをしなければ、平屋を建てることはできたとしても窮屈に感じられたり、周辺の建物の影響で、陽当たりが十分に確保できないということにもなりかねません。

まとめ

平屋住宅は非常に魅力的なお家となります。一方で注意点を考慮する事でより住みやすいお家となります。細かな注意点をあげはじめたらキリがありませんが、少なくとも今回お伝えしたことは、非常に重要なポイントとなりますので、平屋をご検討される際には注意しておいてください。

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勝彦 Katsuhiko

はじめまして、家づくりアドバイザーの蓬田(よもぎた)です。
実は私もココ江原工務店で家づくりをしました。(OBです!)
江原工務店で家づくりを経験した私だからこそ江原工務店の良さを皆さまにしっかりお伝えできると思います。
皆さまの家づくりを全力でお手伝いしていきたいと思っておりますので家づくりでお悩みの方、ぜひご相談をお待ちしております!!

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