当社の家は、壁掛けエアコンで全館空調することで省エネを実現し、家のトータルコストを削減する住まいです。
そのためには、ただ家の性能を上げるだけではなく、パッシブ設計を取り入れる必要があります。
当社のパッシブ設計への考え方は、100%のパッシブ設計ではなく、間取りによって違いますが50%~80%前後パッシブの要素を取り入れる考えです。
なぜ100%ではないのかというと、当社では家のデザイン性やお施主様の考えを、できるだけ優先してあげたいという思いがあるからです。
100%のパッシブ設計は、家や敷地に多数の制限が必要で、デザイン性を確保できない部分や、お施主様の間取りの希望を満たせない部分が出てくることが多いです。
具体的には窓の大きさ、窓の配置、南側に軒が必要、気流を流すために吹抜けが必要、カーテンデザイン、間取りはオープンにするなど、多数の規定が存在します。
優先すべきは室内温度なので、それを確保するために自由がきかないことが増えてきます。
それでも温熱環境を一番に優先したい!という方は100%のパッシブがいいと思いますが、当社の考えは上記で説明した通りです。
また、小田原周辺で家づくりをされる方は、基本は土地が小さく隣の家と接近している場合がほとんどです。
100%パッシブ設計では、家を真南に向けなければならないので、なかなか敷地的に難しいこともあります。
敷地が大きく家を真南に向けることができる場合は、パッシブ設計に適しています。
結論、なによりも温熱環境と省エネを優先したい!という方は、100%パッシブ設計が合うと思いますが、ある程度デザイン性や間取りの自由度が欲しいという方には、当社の考えが合うと思います。
当社では、ヴェルビーイングの考えを持っていて、そのためには居心地のいいデザイン性は欠かせない要素です。
ストレスの多い世の中で、いかにマイホームで癒され楽しむか、それは居心地のいいデザイン性や温熱環境、さらに省エネにして家計を圧迫しない家づくりが必要です。
そんな家を求めてさらに向上できるように頑張りたいと思います。^^