家の価格高騰はみなさんも気になりますよね。いつ家を購入すべきか?そのタイミングは今なのか?価格については、今後どのように変化しているのか?気になることだらけですよね。
コロナ以降同じ面積の家で比較しても、少なくとも300万円~500万円近く、ご契約平均金額が上がっており、家づくりをされるみなさんの負担が増えています。
そこで今回は主にどのような部分に、どのくらいの費用が掛かっていることで金額上昇につながっているのかをお話したいと思います。
高気密・高断熱化
特にこの5年くらいの間で、一般住宅の性能は飛躍的にUPしました。大手ハウスメーカーや地元の工務店レベルでも、日本の住宅性能をUPさせていこうという動きが活発になり、断熱や気密性能は大幅に上がりました。性能が大幅にUPさせるということは、断熱材の種類を変えたり、厚みを変えることはもちろん、気密工事をしっかりと行わなければ、住宅性能を向上させることはできません。
さらに断熱性や気密性を高めるということは、断熱材や気密工事だけでなく、サッシや換気設備、冷暖房設備なども、同時に高気密高断熱住宅用に変更していく必要があります。これらに関係する全ての費用は、初期コストのUPにつながっていると考えられます。
耐震性能
阪神淡路大震災や東日本大震災を教訓に、大手ハウスメーカーだけでなく、木造住宅であっても耐震等級3を満たす住宅を建てていく傾向が強まり、先ほどの断熱性と気密性に加え、耐震性という3つの要素は、お客様から最も求められる住宅の性能になっています。
材料費・人件費
ウッドショックやアイアンショックについて、コロナウイルスの流行による生産の遅延、輸送コストの増加、そしてアメリカを中心とした住宅建設の需要増加によって引き起こされ、鉄鋼製品や鉄鉱石が中国の経済活動の回復に伴う、需要の増加及び国際的な供給の制約により引き起こされました。
特に建築業界では、職人不足が問題となっています。この人手不足は、賃金の上昇を引き起こし、それが建築コストの増加にもつながっています。日本では、特に大都市圏で建築労働者の平均賃金が上昇しており、これが住宅建設のコストを押し上げ、結果的に住宅価格に反映される要因となっております。
まとめ
コロナ以降、戸建て住宅の価格は少なくとも300万円~500万円くらいは上がってきています。高い住宅性能に加え、デザイン性の高い家、世界に二つとないオリジナルな家に住みたいというお客様のお気持ちはとてもよく分かります。
価格高騰や金利上昇など今後のことは誰にも予測することはできません。タイミングはお客様によって異なります。少しでも回避することを希望されるのであれば、先送りにされないことが少しでも削減につながると思います。他にも補助金制度など賢く利用されるなどの方法もございますので、気になる場合は遠慮なくご相談くださいね。