当社の住まいづくりは、壁掛けエアコンで全館空調をすることにこだわっています。
標準仕様で14帖用の壁掛けエアコン2台が付いていて、1階に1台、2階に1台が付いています。
基本稼働させるのは1台になりますが、間取りや時期によってもう1台を補助運転し、快適な温度に調整するシステムです。(※夏8月、冬1月~2月は補助運転として2台稼働が必要)
通常の全館空調ですと、天井用の大型ダクト式エアコンが主流になりますが、どうしてもイニシャルコストや電気代が高くなることと、第一種換気が必要になること、さらに故障による交換やメンテナンスも容易にはできないため、あとで苦労することが多くなります。
当社の全館空調は、壁掛けエアコンのためイニシャルコストや電気代を安く抑えることができ、故障による交換やメンテナンスも容易なため、ランニングコストを削減し、35年後を考えると、トータルコストを削減することが可能になります。
現在までの日本の住宅は、家の中の温度差が大きい家が多く、快適性や安全性を考えるとお勧めできない住宅が多々あります。
暖房をかけている部屋は暖かいのですが、部屋を一歩出ると温度差が激しく、不快な思いをすることが多く、ましてやその温度差によってヒートショックを起こす危険性が上がります。
年間に交通事故で亡くなる方よりも、家でヒートショックで亡くなる方の方が多いのはご存じでしょうか?
そのことを考えると、これからの住宅は家中の温度差をできるだけ少なくすることにこだわる必要があります。
壁掛けエアコンで全館空調を実現するためには、エアコン設備のみでは難しく、パッシブ設計や換気システムを組み合わせる必要があります。
これからの時代、必然的に家にいる時間は長くなります。コロナによる時代の変化だけではなく、もともと世の中はそうなる道筋に向かっています。
物を買うのもインターネットで購入すれば、当日又わ次の日には届くような世の中です。わざわざ買い物に出かける必要もなくなってきました。
実際、すでに仮想空間で旅行に行ったり、仮想空間の中で商売してお金を稼いだりすることがすでに現実化されています。
さらに今後10年間でAGIの発達は目まぐるしくスピードを増し、人間がやるべきことをAIロボットがおこなうようになるでしょう。
この先人はあまり家から出なくても生きていける世の中になるのです。
そうなるとマイホームはとても重要な場所になります。家にずっといても飽きず快適に過ごせる場所でなければ、ストレスが溜まり健康を損なうきっかけにもなってしまいます。
家にいる時間が長くなるということは、温熱環境はとても重要です。一年を通して温度差があまりなく、快適に過ごせる環境づくりが必要だと思います。
当社の冷暖房システムも、もっともっと快適に過ごせるように試行錯誤しながら変化して行くと思います。
快適な心の洗濯ができる住まいをめざして、さらに精進して参ります。