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【ウッドデッキとタイルデッキ】

勝彦 Katsuhiko

最近ご希望の多いアウトサイドと繋がる空間。そこに使用する床材についてみなさんからどの材料を採用する方が多いでしょうか?と良くご質問をいただきます。ウッドデッキもタイルデッキもメリットデメリットがございますので、ぜひ参考にしてみてください。

耐久性を比較

耐久性については、タイルデッキの方がウッドデッキより長持ちする傾向があると言われております。

・ウッドデッキの耐久性

ウッドデッキの耐久性は木の種類や処理方法にもよりますが概ね以下の通りです。

ソフトウッド:塗装などのメンテナンスをして10年程度。

ハードウッド:ノーメンテで20年・30年以上と言われております。

樹脂(人工)木:大手メーカー商品であれば20年以上と言われております。

・タイルデッキの耐久性

タイルデッキの寿命は数十年以上とされ、半永久と考えても良いくらいです。

メリット・デメリットを比較

・ウッドデッキのメリット

庭全体を活用できるようになる

庭の景観を最大限に楽しめる

・ウッドデッキのデメリット

天然木は塗装やささくれ処理などのメンテナンスが必要

樹脂(人工)木は雨じみが目立ちやすく夏場は熱くなる

ウッドデッキがあると庭に出る機会が増え、庭全体を有効に活用できますが、素材の特徴をよく理解しておくことが大切です。

・タイルデッキのメリット

耐久性が高く、汚れが落ちやすい

色や柄のバリエーションが豊富

耐火性があるためバーベキューをしても安心

・タイルデッキのデメリット

ウッドデッキよりも費用が高くなる傾向にある

施工が難しく熟練の技術と経験が必要

タイルデッキはスタイリッシュでかっこいい雰囲気に合っていますが、複雑な形状やタイル商品によって費用が高くなりやすいです。施工が難しくDIYは困難。メリットとデメリットを考慮しつつ検討していくことが大切です。

メンテナンスを比較

天然木ウッドデッキのメンテナンス

天然木のメンテナンスは耐久性の向上にも直結しているので定期的に行う必要があります。

【塗装】

ソフトウッドデッキは色褪せや劣化を防ぐために2年に一回程度の塗装が必要です。木材用の塗料はホームセンターに必ずあるので、手軽にDIYもできます。プロも愛用する有名な塗料「キシラデコール」を使えば問題ありません。

ハードウッドデッキの場合は塗装をしなくても20年・30年以上の耐久性があると言われております。色褪せ具合もある程度均一で汚らしい印象にならず、むしろヴィンテージ感が出るのが特徴的です。

【清掃】

汚れやカビがつきやすいため、定期的に掃除を行いましょう。掃除の際は、デッキブラシや高圧洗浄機を使って汚れを落とす必要があります。

【補修】

ささくれが現れた場合はサンドペーパーで研磨します。大きなささくれの場合は、カッターなどでそぎ落としてからサンドペーパーも併用して処理します。床材の反りなどでビスが浮く場合があるのでビスの打ち直しをします。

施工の注意点を比較

【ウッドデッキの施工の注意点】

ウッドデッキの施工の注意点は以下の通り2つあります。

・土台のしっかりした施工

柱や根太の間隔が重要です。床材や根太のサイズによって変わるので購入先の取扱説明書などで確認してください。

樹脂(人工)木ウッドデッキであれば規格としてセット販売されているので計算する必要はありません。

・ウッドデッキ下の雑草対策

土がむき出しのままウッドデッキを設置すると草取りが大変です。雑草対策としてウッドデッキの下は防草シート+砂利や土間コンクリートを検討してみてください。

【タイルデッキの施工の注意点】

タイルデッキの施工の注意点は以下の通り3つあります。

専門的な知識と技術が必要なためDIYをするには困難です。専門業者に依頼してしっかりした基礎と下地処理が必要です。

屋外用のタイルを選ぶ

タイルには屋内用と屋外用があるので確認してください。屋外用は滑り止め防止として表面にザラザラした加工がされています。

仕上げ高さ

「建物の基礎コンクリート」と「外壁」の間に、実は換気をするための隙間があるので塞いではいけません。そのため、一般的には室内のフローリングとタイルデッキには20㎝〜30㎝程度の段差が生じます。

室内のフローリングとタイルデッキをフラットにしたい場合は特殊な工法となり、コストはアップしますが専用のグレーチングを使うことも検討が必要です。

木目調のタイルを使うという方法

タイルデッキのメリットを生かしつつ、ウッドデッキの雰囲気にしたい場合は、木目調タイルを使う方法があります。

木目の柄がリアルに再現されたタイルが、たくさんのメーカーから出ているので検討してみてください。

まとめ

ウッドデッキにするかタイルデッキにするかを選ぶ際には、それぞれの「メリット・デメリット」「メンテナンスの必要性」を検討することが大切です。

ナチュラルな雰囲気で裸足でも歩きたいと思っているなら、ウッドデッキは最適な選択肢です。

シャープな雰囲気で、メンテナンスの手間がかからないデッキをご希望であれば、タイルデッキの方が適しています。

ウッドデッキもタイルデッキもそれぞれ優れた選択肢ですので、ご自身のニーズを見極めて最も適した選択をしてくださいね。

勝彦 Katsuhiko
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この記事を書いた人
勝彦 Katsuhiko

はじめまして、家づくりアドバイザーの蓬田(よもぎた)です。
実は私もココ江原工務店で家づくりをしました。(OBです!)
江原工務店で家づくりを経験した私だからこそ江原工務店の良さを皆さまにしっかりお伝えできると思います。
皆さまの家づくりを全力でお手伝いしていきたいと思っておりますので家づくりでお悩みの方、ぜひご相談をお待ちしております!!

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