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ゆとりある暮らしは「心地よい収納」から

早都未 Satomi

新しい家での生活を想像したとき、真っ先に思い浮かぶのはお気に入りの家具に囲まれたスッキリと片付いたリビングではないでしょうか。

注文住宅の大きな魅力は、ご家族のライフスタイルに合わせて収納の場所や広さを自由にデザインできることです。とはいえ、「どれくらいの収納を作れば、ずっと綺麗をキープできるの?」と疑問に思う方も多いはず。

今回は毎日を快適に、そして楽しく過ごすための収納プランの考え方について、お話しします。

収納率「10〜12%」をベースに、わが家流にアレンジ

建築の世界では、延床面積に対して収納が占める割合(収納率)は10%〜12%がひとつの目安とされています。 例えば、延床面積30坪(約100㎡)の家なら、約3.6坪(約7畳分)の収納スペースを確保するイメージです。大切なのは、この「7畳分」をご家族の動きに合わせて「ベストな場所」に散りばめることです。

広さという「数字」だけでなく、ご家族が「どこで何をするか」という毎日の習慣に合わせて配置することで、片付けが驚くほどスムーズになります。

パントリー・リビング収納

生活をより豊かにする「3つの注目エリア」

注文住宅だからこそ実現できる、暮らしの質を高める収納アイデアをご紹介します。

① 玄関をいつも美しく保つ「ファミリー玄関・土間収納」

玄関は「家の顔」です。ベビーカー、ゴルフバッグ、キャンプ用品、お子様の部活動の道具など、外で使うものをまるごと受け止める土間収納が活躍します。 「外から帰ってきて、そのまま荷物を置いてリビングへ」というスムーズな流れを作ることで、玄関はいつもゲストを気持ちよく迎えられる状態を保てます。

② 家事の時間を短縮する「サニタリー・リネン収納」

お風呂上がりの着替えやタオル、洗剤のストック。これらが洗面所や脱衣室にすべて収まると、生活の質がぐんと上がります。 わざわざ2階のクローゼットまで取りに行く手間を省き、洗濯から収納までの動線をコンパクトにまとめる。そんな「ゆとりの時間」を生む収納づくりが、注文住宅の醍醐味です。

③ 未来の楽しみを支える「可変性のある収納」

お子様の成長や、新しく始める趣味。戸建てでの暮らしは長く続くものです。 例えば、階段下のスペースをワークスペースにしたり、将来的に棚板を増やせる「可動棚」を採用したりすることで、ライフステージの変化に合わせて、家も一緒に成長させていくことができます。

土間収納

「今の暮らし」をじっくり伺い、理想を形に

自分たちにぴったりの収納量を知るために、まずは今の住まいでの「お気に入り」や「もっとこうなったらいいな」というポイントを整理してみましょう。私たちは、打ち合わせの時間をじっくりいただき、以下のようなお話を伺っています。

  • 「お買い物や家事のルーティン」について (例:パントリーがあれば、週末のまとめ買いも心ゆくまで楽しめます)
  • 「大切にされている趣味やコレクション」について (例:専用のディスプレイ収納があれば、毎日がもっと楽しくなります)
  • 「新居で一番楽しみにしていること」について (例:リビングで家族団らんする時間を一番大切にしたい、など)

一見収納とは関係なさそうな「暮らしの楽しみ」のお話こそが、最適な収納量を導き出すヒントになります。

コレクション棚

まとめ

家づくりは、ご家族の「これから」を形にする時間です。 「今の荷物が綺麗に収まるかな?」「どんな収納があればもっと暮らしやすくなるだろう?」 そんなワクワクする期待や、ちょっとした不安も、ぜひ私たちにじっくり聞かせてください。ご家族にとっての「世界で一番心地よい収納」を、一緒に作り上げていきましょう。

早都未 Satomi インテリア 間取り
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