省エネ住宅をつくることで、お客様に価値を与える住まいづくりをしたい。そんな思いで江原工務店が取り組んでいること、それはトータルコストを削減する住まいをつくることです。
トータルコストとは、はじめにかかる建築費(イニシャルコスト)と、住んでからかかる光熱費(ランニングコスト)などを合わせたコスト。
家づくりは建てて終わりではなく、住んでからかかるランニングコストがたくさんかかります。30年後のトータルコストを削減することができれば、お客様に住んでいるだけで価値を与える住まいがつくれると思います。
ではどんな方法でそれを実現するのか、当社がおこなっていることは家の性能値を上げ、壁掛けエアコン一台稼働のみで、家中を冬暖かく夏涼しくする仕組みをつくることです。
言ってみれば全館空調みたいなものですが、通常の全館空調はダクト式の大型エアコンを天井に付け、ダクト配管により各部屋に冷暖房する仕組みになりますが、その場合イニシャルコストとランニングコストがかかり、トータルコストを考えるとかなり高額になってしまいます。
また、全館空調ですと第一種換気になりますので、これもイニシャルコストとランニングコストがかかります。
当社がおこなっている冷暖房は、第三種換気を基本にし、家の性能値を上げ壁掛けエアコン一台を稼働させることで、その冷気を家中に運んでいく仕組みになり、光熱費を削減できる住まいです。
実際1棟の家に付けるエアコンは2台になりますが、稼働させるのが1台になります。夏と冬で使い分け、家中がほぼ均一な温度になるような仕組みになっています。
そのことにより通常では、例えば4LDKの家ですと各部屋にエアコンが必要になりますので5台必要になりますが、この仕組みの場合は一棟で2台でいいのでイニシャルコストが下がります。さらに稼働させるのが1台のみになりますので光熱費を削減することが可能になります。
また長く住んでいる中でエアコンの買い替えが発生しますが、その際も台数が少ないのでコストダウンにつながります。
部屋を出てローカや洗面室、トイレに行ってもほぼ均一な温度になっていますので、快適でヒートショックを軽減する効果にもつながります。
もちろん、今まで当社が建ててきたローコスト住宅と比べると、イニシャルコストは高くなります。しかし、そのあと住んでからのランニングコストが下がるので、30年先のトータルコストを比べると元が取れるだけでなく、その後はプラスになっていくことになります。
江原工務店では今後すべての住まいをこのような仕組みの家にする方向で考えています。今年5月に完成するモデルハウスもこの仕組みを取り入れた住まいになりますので、ぜひ体感していただきたいと思います。
今後も江原工務店は地元で家づくりをする方に価値を与える家づくりをしていきたいと思います。^^