いよいよ今月21日、デザインの聖地イタリアで「ミラノサローネ(サローネ・デル・モービレ・ミラノ)2026」が開幕します!
「ミラノサローネ」とは、世界中から数十万人が集まる世界最大級の家具見本市。単なる展示会ではなく、ここで発表されたコンセプトや素材が、数年後の私たちの住まいや暮らしのトレンドを形作る「未来の指針」とも言える非常に重要なイベントです。
2026年は「素材の可能性」を大きなテーマに、本質的な豊かさを問い直す展示が揃います。私たちつくり手も熱い視線を送る、今年の注目の3つのポイントを解説します。
1. 「素材」そのものが語り出すデザイン
今年は「どんな形か」以上に「どんな素材で作られているか」が問われる年です。無垢の木、天然石、土といった生命力を感じる素材が主役。単に自然素材を使うだけでなく、その凹凸や温度感、香りといった「五感に響く質感」をどう空間に落とし込むかに注目が集まっています。デジタル化が進む今だからこそ、家の中に「本物の手触り」がある価値が再評価されています。

2. キッチン・バスルームの「当たり年」
2年に一度のキッチン・バスルーム専門展示が重なる2026年は、水回りの概念が大きく変わる年です。
- キッチン: 調理の場を超え、リビングの主役となる「美しい家具」へと進化。家電を隠す精巧な仕掛けなど、ノイズのない空間づくりが加速しています。
- バスルーム: 単に洗う場所ではなく、心身を整える「スパのような聖域」へ。照明や壁の質感までこだわり、自宅で極上のリラックスを得るための提案が目立ちます。

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3. 世界が認める日本の「職人技」
今年も多くの日本ブランドがミラノへ挑みます。注目は、日本の伝統的な木工技術や繊細な手仕事が、世界で「唯一無二の贅沢」として絶賛されている点です。「誰が、どう作ったか」というストーリーが重視される今、私たち現場のつくり手が持つ「丁寧な手仕事」こそが、世界共通の豊かさの指標になっています。

まとめ:ミラノのインスピレーションを、皆さまの住まいへ
ミラノサローネは、これからの暮らしがどう豊かになっていくかを示してくれます。2026年、ミラノの街を彩る新しい感性や「素材への愛」をしっかり吸収し、皆さまの家づくりに活かしていきたいと考えています。現地からの最新情報についても、また改めてレポートさせていただきます。
【第64回 サローネ・デル・モービレ・ミラノ 開催概要】
- 会期: 2026年4月21日(火)~4月26日(日)
- 場所: イタリア・ミラノ(フィエラ・ミラノおよびミラノ市内)
