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バルコニーの有無

勝彦 Katsuhiko

バルコニーを作るかどうか迷っています。バルコニーのない家をあまり見かけませんが、バルコニーがなくて後で困ることはないのでしょうか?

確かに、平屋の家でもない限りバルコニーが付いている家がほとんどで、バルコニーがない家というのはあまり見かけないですよね。

サイズは大きいバルコニーから小さいバルコニーまで様々でも、バルコニーが付いている家はたくさんあり、場合によってはバルコニーをつくるのが当たり前のように感じてしまうこともあります。

では、家を建てる時にバルコニーは本当に必要なんでしょうか?

バルコニーをつくる理由

バルコニーをつくる理由として1番多いのは、やはり「洗濯物を干すため」。

そして、その次に多いのが「布団を干すため」です。 

それ以外にも、2階リビングでバルコニーを庭代わりに使うなどのニーズもありますが、やはり洗濯物や布団を干すためにバルコニーをつくるという理由が多いです。

実用性という点でバルコニーがつくられることが多いんですね 。

バルコニーで洗濯物を干す注意点

木造住宅のバルコニーの場合、1番最初に注目したいのが「バルコニーの奥行き」です。

その理由は、木造住宅のバルコニーの奥行きは70センチほどであることが多いからなんです。

70センチというと、人がひとり歩けるくらいのスペースですので、決して広いとは言えませんね。

どうしてこんな奥行きのバルコニーが多いかというと、木造住宅の場合、バルコニーの下に柱や壁がない限り、家から1mほどしかバルコニーを跳ね出すことができません。

では、バルコニーの奥行きが少ないと、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

バルコニーの奥行きが70センチでも洗濯物は干せますが、例えばバルコニーにエアコンの室外機を置くと、通り抜けができません。

図面だけだとバルコニーの奥行きは分かりづらいものですね。

そのためバルコニーの奥行きは必ず確認しておきたいのと、エアコンの室外機がどこにくるのかもあらかじめ確認しておくと、後で思ったよりもバルコニーの奥行きが狭かった、通路が狭くて使いにくかったという失敗をなくすことができます。

布団を干す時の注意点

バルコニーに布団を干す時、基本的にはバルコニーの手すりの部分に布団を干すことが多いと思います。

そのため、バルコニーの手すりをどんな形状にするかで布団の干しやすさが変わってきますね。

また、汚れの付きやすい外壁の場合は、布団を干すのに汚れが気になるなんてこともあります。

家を建てる時、普通はバルコニーの手すりまで気にすることはあまりありませんが、いざ布団を干そうと思った時に使いやすさがかなり変わってくるので、この辺りも抑えておきたいポイントです。

また、布団1枚の幅が1mほどなので、同時に何枚の布団を干したいか?によって、バルコニーの必要な長さも決まってきます。

布団を干す場合は部屋の窓や布団乾燥機を使うという方法もありますが、バルコニーに布団を干すなら、バルコニーの長さは意識してみてくださいね。

バルコニーに屋根をつけるか

バルコニーの1番の役割が洗濯物を干すことだと考えると、バルコニーの奥行き、長さの次に屋根を掛けるかどうかを考慮する必要があります。

バルコニーの上に屋根があると、多少の雨なら洗濯物を干しっぱなしでも大丈夫なんですね。

忙しい方や家を留守にする方は、バルコニーに屋根があると便利ですね。また、屋根のあるバルコニーのことをインナーバルコニーと呼ぶこともあります。

バルコニーは外部ですが、バルコニーに屋根が付いてインナーバルコニーとなり、より家の内部のような使い方ができるので、2階リビングなどバルコニーを庭のように使える場合は、積極的にインナーバルコニーを設けていきたいですね。

バルコニーにあると便利なもの

バルコニーに洗濯物を干す前にあったら便利なのが水道の蛇口。外から砂や埃が飛んできて、意外に汚れやすい場所なんですね。

そのため、マメに手すりや物干を拭いたり、バルコニーの掃除をする必要が出てくるので、水がないと掃除に意外と手間がかかってしまいます。

水が近くにあると、水で汚れを洗い落とすこともできますし、掃除がかなり楽になります。「バルコニーに水栓をつけておいて良かった」という声もよく聞きます。

バルコニー水栓を付けないにしても、バルコニーの近くに手洗いや洗面があるといいですね。

バルコニーはなくても大丈夫?

室内干しができる広いスペースを確保しているならバルコニーに洗濯物を干す必要はありませんし、敷地にゆとりがあって庭に洗濯物を干せるのであれば、バルコニーがある必然性というのはなくなります。

もちろん平屋住宅はバルコニーがなくても洗濯物には困らないですよね。

また、布団に関しては布団乾燥機を使うという方法もあるので、バルコニーが必ず必要という訳ではありません。

このように、洗濯物を干すのに困ることがなければバルコニーを付けないという選択をするのも、もちろんありだと思います。

たとえばバルコニーを付けると意外といい金額がするので、その分、家の他の部分に予算を掛けることもできますし、家の価格を抑えることができるようになります。

また、バルコニーは劣化すると雨漏れにつながるので定期的なメンテナンスが必要になり、将来的なメンテナンスコストは必ず発生してきます。

限られた家の予算を有効に使うためにも、何となく当たり前と思っていたバルコニーも1度、本当に必要かどうか考えてみるというのも家づくりで大切な事なんですね。

まとめ

バルコニーがなくて1番困るのは洗濯物を干す場所がないことなので、その洗濯物の問題を解決さえできればバルコニーは必ずしもある必要はありません。

もちろん、バルコニーを庭代わりにするなど洗濯物以外にバルコニーを使うなら、バルコニーはつけた方がいいですね。

バルコニーはほとんどの家にあるので当たり前と思ってしまいがちですが、それは間取りや要望によって変わってきます。

本当にバルコニーが必要なのかどうかを考えながら、無駄のない家にしていきたいですね。

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この記事を書いた人
勝彦 Katsuhiko

はじめまして、家づくりアドバイザーの蓬田(よもぎた)です。
実は私もココ江原工務店で家づくりをしました。(OBです!)
江原工務店で家づくりを経験した私だからこそ江原工務店の良さを皆さまにしっかりお伝えできると思います。
皆さまの家づくりを全力でお手伝いしていきたいと思っておりますので家づくりでお悩みの方、ぜひご相談をお待ちしております!!

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