こんにちは!設計アドバイザーの相馬です。
お家づくりの際には、間取りを決めたり、床の色や壁紙の色を選んだり・・・選ぶもの・決めることがたくさんあります。どこの家にも共通した仕様と呼ばれるものはたくさんありますが、そのお家にしかない造作というものもあります。造作は実際にそのお家に合わせて、製作・設置するもののことなどを呼びます。
今回は江原工務店での施工事例についてご紹介させていただきながら、造作についてお話したいと思います。
造作手すり
階段や吹き抜けの手摺の造作は、江原工務店でもとても人気です。
従来は腰の高さまでの腰壁で仕上げることが主流で、お子様の落下防止には安心ですが閉塞感やインテリアに重みが出てしまうことがデメリットでした。最近では開放感やデザイン性が上がることから、アイアンや木で手すりを造作するお家が増えています。元気なお子様が落下しないか心配・・・というご家族には、縦型の格子や、横型の格子でも転落防止ネットを付ける等対策していただくことで、安心して設置いただけます。
江原工務店ではエアコン一台で快適なお家をご提案しています。造作の手すりは空気の流れも良くしてくれるため、エアコンの風をお家全体に回す手助けもしてくれます。階段自体も造作するスケルトン階段も造作可能ですが、お値段が張ってしまうため少し導入のハードルが高いものです。手すりのみだと比較的リーズナブルに造作ができ、またお家のデザイン性・機能性もぐっと上がります。
タイル・パネリング
壁や天井部分に装飾材を施工する造作です。江原工務店では通常、床は無垢のオーク材、壁は珪藻土(仕様によってはクロス)、天井はクロスで内装を仕上げていきます。壁や天井にタイルや木製パネリングを施工していただくと、他のお家とひと味違う、オリジナリティのあるお家になります。リビングなど一か所でも好きな装飾材を施工いただくことで、そこにずっといたくなるようなお気に入りの場所になります。
お家の性能を上げるための造作
造作と聞くと華やかなものを想像される方が多いと思いますが、性能を上げるための造作もあります。江原工務店では壁掛けエアコンを標準で2台設置していますが、どうしてもエアコンは存在感があり生活感が出てしまいます。そこで江原工務店では間取りを考える際に、エアコンの設置位置・設置方法も一緒に検討させていただきます。下の写真はエアコンの存在感を隠すために、壁にエアコンスペースを造作したものです。性能を担保しながら、デザイン性を上げるための一工夫です。
また下2枚目の写真は、吹抜部分の天井に窓を覆うロールスクリーンをしまうための穴を加工したお家です。南側のサッシは夏場に熱の出入りがしやすい場所です。屋外には庇、室内側にはロールスクリーンやハニカムスクリーンなどの日射遮蔽対策をおすすめしています。
吹き抜け部分はお家の中でも一番の見どころとなる部分です。ロールスクリーンも一工夫造作を仕込んでおくことで、かっこいいお家になります。
まとめ
今回はお家の中の様々な造作について、取り上げさせていただきました。造作と一口に言っても、デザイン性を上げるものもあれば、お家自体の性能をあげるための造作もあります。お家づくりの際は決まった仕様を決めていくだけでなく、一か所だけでもぜひ、オリジナルの造作を取り入れていただきたいと思っています。造作というとお金がかかりそう・・・と思うかもしれませんが、ものによっては比較的リーズナブルにできるものもあります。造作を取り入れていただくことで、ほかの人の家とはひと味違う、オリジナリティのあるかっこいいお家をつくっていただきたいです!
ぜひ造作についても、江原工務店までご相談ください(^^♪